HTML5ベースのマークアップが行われています。ナビゲーションは nav ですし、ヘッダー部分は header、記事部分は article、フッター部分は footer です。また見出し部分は hgroup になっています。div多用よりも可読性が向上していると思います。
ヘッダー部分に、[if IE 6] [if IE 7] [if IE 8] といった表記がありました。style.css にも、IE のバージョン毎のスタイル設定が記述されていました。管理画面では IE6 は非サポートですが、フロントエンド最低限の表示するようになっているようです(当方に IE6 環境が無いので、実際にどう見えるのかまでは分かりません)。
header.php のメタタグに、下記のような記述がありました。
<meta name="viewport" content="width=device-width" />
「スマートフォンのためのhtml5アプリケーション開発ガイド」によると、viewport は、指定した大きさで表示するように指示するもの。width=device-widthとすることで、スマートフォン等で画面全体で表示されるようにする。指定しないと980pxになる。twentyeleven では記述されていないが、ピンチイン/アウトを許可するかどうかをuser-scalableのyes/noで指定可能。
WordCamp Kobe 2011で村岡さんが HTML5 のお話をされるらしいです。こちらを聞きに行くのが良いと思います。PHP カンファレンス 2011 の翌日なので日程的にきついのですが、私も都合がつけば参加したいと思います。
ファイル構成は、パーツ部分が content-*.php
という形になっています。get_template_part( 'content', 'single' );
のようになっています。twentyten では loop でしたが、意味的に content のほうが良さそうですね。パーツ毎にファイル分けされているので、子テーマを作成する時にカスタマイズしやすいように思います。get_template_part に上位ディレクトリを渡した場合、上位ディレクトリのファイルを読み込んでしまいます。この点は注意が必要です。(get_template_part とディレクトリトラバーサルより)
functions.php も、子テーマ作成を念頭においたコーディングになっていました。同名の関数を子テーマのfunctions.php で定義すれば、子テーマの設定が優先されます。
テーマの配色やレイアウトは、オプションテーブル(wp_options)のtwentyeleven_theme_options
に保存されます。twentyeleven_get_theme_options()
という関数(inc/theme-options.phpにある)で取得できます。twentyeleven の functions.phpを見ると分かりますが、テーマ独自関数は twentyeleven_
ではじまる名前になっています。
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